「クラウドの営業」と聞くと、「業務用アプリの提案」「企業用の大容量ドライブの販売」「要望に合わせたシステムの開発」といったイメージをお持ちかもしれません。しかし、私たちソニービズネットワークス(以下、SBN)の営業活動は、何か1つを提案するのではありません。
「システムが重くて学生が学べない」「サーバーの故障に備えるため休日出勤や泊まり業務が発生している」「働く場所の多様化に伴い拠点の壁を取り払いたい」―――といった、お客様が抱える課題の解決に向けた提案を行っています。
今回は、SBNが提供する「マネージドクラウド with AWS」が実際にどのような現場で、どのような「不自由」を解消しているのか。3つの具体的なケースを通して、私たちの仕事を紐解きます。
ケース①:教育現場
「クレーム対応時間」を「学生と向き合う時間」に変える
大学にとって、年に数回の履修登録日は、1年で最もシステムに負荷がかかる時期です。ある大学では、この時期のアクセスの集中が長年の課題となっていました。
● 履修登録日にパニック:数万人のアクセスが招く「つながらない」ストレス
学内に設置したサーバー環境では、アクセスが集中することでサーバーの処理能力が限界に達し、画面が固まる事態が頻発。履修登録日が来るたびに「ログインできない」という学生からの問い合わせが急増しました。教職員たちは本来の学生支援ではなく、朝から晩まで問い合わせ対応とサーバーの復旧作業に追われていました。
● クラウドの機動力:数時間の処理を「30分」に短縮し、窓口の平穏を取り戻す
アクセスが集中する時期に合わせて、サーバーを増やすなどAWSならではの柔軟な拡張性を活用することで安定稼働を実現。さらに、データベースのCPU使用率の安定化により、これまで数時間かかっていた抽選科目の抽選処理をわずか「30分」に短縮。学生も職員も、システムを意識せずにスムーズに登録を終えられるようになりました。
なぜ、教育現場でSBNが選ばれるのか
単なるクラウド環境の提供にとどまらず、お客様の運用を楽にするための独自ツール「クラウドポータル」が評価されました。システムごとに分けているAWSアカウント管理を一元化し、管理メニューを用意しているので、AWSの専門知識がなくても状況の可視化や管理の自動化が可能となりました。また、初めての導入となるお客様に伴走し、負荷テストを通じ必要なスペックを見極めながら導入するなど、「教職員をシステム管理のストレスから解放し、学生と向き合う時間を取り戻す」ために取り組む姿勢が、選ばれる理由の一つです。
ケース②:製造・流通
「システムを止めないための24時間365日対応」から解放する
洗剤や食品など、受注から出荷までのリードタイムが短い一般消費財の製造・販売を手掛ける企業にとって、受発注を管理する「基幹システム」は、一瞬の停止も許されない経営の心臓部です。
● 24時間365日のプレッシャー:「もし夜中に壊れたら」という見えないリスク
社内に物理的なサーバーを置いていたため、老朽化による故障への備えに加え、計画停電に伴う「泊まり込みでの停止・再起動作業」が必要でした。さらに、近年高まるサイバー攻撃のリスクも無視できません。システム担当者は「時間を選ばず、いつ来るかわからない攻撃」に備え続けなければならず、強固なセキュリティの確保と運用負荷の軽減の両立が課題となっていました。
● 運用の自動化:深夜の緊急対応や「泊まり込み作業」をゼロに
物理サーバーを撤廃し、AWSのクラウド環境へ移行することで「ハードウェアの故障」「停電に備えた対応」といったオンプレミス特有の運用リスクを根本から排除。さらに、ランサムウエア対策としてネットワーク基盤上にUTMを設置。加えて、セキュリティ運用を省力化するソリューションを導入し、セキュリティパッチ(ソフトの弱点を補修するプログラム)のアップデート自動適用や、パッチ適用後に必要なOSの再起動を自動化し、様々なサイバー攻撃への対策と運用の省力化を実現しました。これにより、深夜・休日出勤が不要になり、担当者の働き方の改善と強固なセキュリティの両立を実現しました。
なぜ、製造・流通業界でSBNが選ばれるのか
私たちは「ネットワーク回線」から「クラウド環境の構築・運用支援」、そして「セキュリティ運用対策」までをワンストップに提供できます。通常、トラブル発生時にはそれぞれの専門業者に確認を取る必要がありますが、SBNであれば問い合わせ窓口を一本化できるため「どこが原因か分からない」と悩む必要がなく、管理ポータルの画面を共有しながら迅速にサポートが受けられます。「ITのことはSBNに任せられる安心感」を届けられることが、私たちが選ばれる理由の一つです。
ケース③:IT
「場所と組織の壁」を壊し、社員のパフォーマンスを最大化する
テレワークなどによる労働環境の多様化や複数の拠点を持つ企業にとって、どこでも同じIT環境を提供できるかは、そのまま「社員のパフォーマンス」に直結します。
● 準備に費やす「1週間」のロス:拠点の垣根を越えられない開発環境
「地元を離れたくない」というエンジニアの想いやテレワークの普及により、拠点に縛られない開発環境の構築が急務となっていました。しかし、従来の手法では開発端末のセットアップに1週間近くかかり、プロジェクト開始のスピード感を削いでいました。また、クラウド上で開発環境を準備することで離れた場所でも同一の開発環境が実現できますが、AWS環境の運用コストの把握と管理が課題となりました。
● セットアップ時間を40分に:見える化が「攻めるための時間」を創る
クラウド型仮想デスクトップ(Amazon WorkSpaces)を導入し、どこからでも安全に同じ開発環境へアクセスできる体制を構築。開発端末のセットアップが、わずか40分で完了するようになりました。さらにSBN独自の管理ツールでコスト管理や構成図を自動で見える化し、管理業務の無駄を徹底的に排除しました。
なぜ、IT業界でSBNが選ばれるのか
最大の特長は、現場の「手が回らない」を解決するために自社開発した「クラウドポータル」です。クリック操作だけで最新の構成図を自動生成し、利用料金も一目で把握。「管理者の不安を取り除き、エンジニアが新しい技術に自由に挑戦できる『攻めのIT環境』を創る」。この現場目線のソリューションが、IT企業から高い支持を得ています。
私たちが届けているのは、ITを意識せずに済む『当たり前の日常』
SBNのAWS営業担当者が向き合っているのは、スペックの数字ではありません。「システムダウンに不安を抱える担当者」や「拠点の壁に悩む経営者」の隣に立ち、ビジネスが未来へ進むための「盤石な土台」を創ることです。
インフラは、つながって当たり前。しかし、その「当たり前」を最高水準で提供し、運用の手間まで引き受けることで、お客様の新しい挑戦を支えています。「ITの力でお客様の業務を少しでも楽にしたい」。その信念を持って、社会の不自由を一つずつ消していくやりがいを、あなたも一緒に感じてみませんか。新しい仲間との出会いを心からお待ちしております。
(この記事は公開日時点の内容です。)
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