恩を売るということについての続き。恩を買うという言い方をしないというのは面白いなと個人的には思っている。なぜそう言わないのか。恩を売るということはあるけれども、つまり恩は売れるけれども恩は買えるものではないということなんだろうか。もしくは買えるものであるけど、買う人はいないからそういった言葉を使うことはないだけということなんだろうか。
いずれにしても恩を売るという言葉がある以上、売るということができるものである、売れるものであるということはおそらく間違いがない。そして売れるということ、売れている状態っていうのは誰かが買っている状態なわけだから、売買は成立している。売っているし買っているはずなのだ。
しかし恩を売るという言葉はあるけれども、恩を買うという言葉は少なくとも聞くことがあまりない。
いや、この「あまりない」という言い方は日本語特有の柔らかい表現だけれども、実際のところ聞いたことがない。少なくとも自分においては聞いたことがないと言っても良いのではないかと思うし。慣用的な、日常的によく使うような慣用的な表現ではない。
ということは、今特に何も調べずに言っているが、よく聞くものではないということ自体は間違いなく言っていいだろう。ここで方向が二つあって、もう少し恩を売るということについて考えてみたいという方向と、もう一つはなぜ恩を買うという言葉が使われていないのかということについて考えてみたい。
No posts

Comments
Nothing yet. Say the first thing.
Sign in to join the conversation.