独立しているというのは、どういう状態なんだろうか、ということを考えてみる。
それは、お仕事がね、独立して事業をやっている、みたいな分かりやすい独立もそうだし、しかし世の中には、もっと抽象的で小さい独立がたくさんあって。別に会社が独立しているわけじゃなくても、いろんな独立があるとは思う。
それは総じて何なのかというと、結局、自分のことを自分で決める権利がある。決めてよいのだ、ということなのかなと思う。そして逆に言うと、独立しているということは、決めるということなんだと思う。
ただ、じゃあ「あなたが決めていいんだよ」と言われるのと、「決めなくてはいけない」というのは違う。昔、何の本で読んだかは、もう完全に忘れているけれども、自分が決めるのが苦手で、何かこう、決めなくてはいけないということを思って、ずっとその決めるということがしんどかったけれども、あるとき誰かに、「決めなくてはいけないのではなくて、あなたが決めていいということなんだ」と言われたことで、何かそういう気づきを得て、気持ちが軽くなった。決めるということに対して、そのつらさが軽減された、ということを書いてあった記憶がある。
結局のところ、決めるというのは、その責任がなければ非常に気楽だ。決めはするが、責任は取らなくてもいいのであれば、誰でも決められる。
しかし、その責任にはいろんなものがあって、具体的で物理的な責任であるとか、何かを成し遂げるということもあるし、そもそも、それを自分が決めたのである、それは私が望んだのである、ということに責任を持ち続けるというのは、ある種の、その、神輿。神輿だとしても、実は何もしないとしても、その神輿としてきちんと振る舞い続ける。それは私が望んだのだ、ということに対して、そのように振る舞い続けるということもまた、責任の取り方の一つなのではないかと思うし、それができない人というのは、意外に結構たくさんいるのだと思う。
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