今回は10頭立てで行われる新潟2歳ステークスを展望します。コース特性、過去ラップ、前走の個別ラップ、調教、関係者コメント、相手関係、ボトムラインまで総合的に分析しました。個別ラップは「netkeiba」の公開データを参考にしています。
新潟芝外回りは、直線が658.7メートルと日本最長。坂はありませんが、長い直線で純粋な瞬発力とトップスピードの持続力が問われます。
過去の勝ち馬には、中盤で息を入れ、L3から一気に加速し、L2でも最高速を維持する共通点がありました。最後のL1を11秒台半ばで耐えられるかも重要です。今回は明確な逃げ馬が不在で、スローペースからの後半加速勝負を想定します。
注目したいのがトウシンマジックです。前走は同じ新潟芝1600メートルで、L2が10秒6、L1が10秒8。超スローペースのため数字をそのまま評価するのは危険ですが、直線で内に包まれながら、わずかな進路を突いて差し切った内容には大きな価値があります。
1週前追い切りもウッドで6ハロン81秒2、ラスト11秒6。前走時より時計を詰めており、状態面の上積みも期待できます。
人気が予想されるインカルナータは、阪神芝1800メートルの新馬戦を逃げ切りました。前走は逃げたくて逃げたというより、スピードの違いで自然に先頭へ立った印象です。
ただし、前走2着馬が次走で人気を裏切っており、相手関係には疑問が残ります。能力は評価しても、人気ほど抜けた存在ではない可能性があります。
シャンデヴァーグは前走の勝ち時計こそ目立ちませんが、2着のGTキャリーと3着馬が次走で勝ち上がりました。
特にGTキャリーは中京芝1600メートルを1分34秒4で快勝しています。その馬を新馬戦で抑えた実績を考えると、前走のレースレベルは今回のメンバーで最も信頼できます。軸候補として高く評価したい一頭です。
レッチュベルクは東京芝1600メートルで3馬身差の完勝。上がり33秒7を記録し、2位の馬に0秒8差をつけました。
一方で、負かした馬たちの次走成績は振るわず、着差を額面どおりには評価できません。ただし、追い切り時計は前走時より良化しており、上昇度には注目できます。
ボトムラインでは、レッチュベルクがBanks Hill、Hasiliへ遡る世界的名牝系。シャンデヴァーグの母プールヴィルは、フィリーズレビューの勝ち馬です。
トップチェッカーもクロノジェネシス、ノームコアにつながる優秀な2代母系を持ちます。トウシンマジックの2代母トレンドハンターも、フラワーカップ勝ち、桜花賞3着の実績馬です。
単勝の妙味ならトウシンマジック、軸としての安定感ならシャンデヴァーグを評価します。インカルナータは人気次第で評価を下げる方針です。
最終結論は枠順、当日の馬場傾向、オッズを確認して決めます。

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