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かぶ大家 · Aug 1, 2026

スマホ1つでマンガが出版できる時代

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かぶ大家 · かぶ大家

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30歳の頃、漫画家を諦めた。
小学館の新人賞に読切を応募した。笑ゥせぇるすまんが好きで、人間のダークな部分を描いた作品だった。毎日3時・4時まで描き続けた。
結果はボツ。
特にショックはなかった。ただ、冷静にわかってしまった。
「これを仕事にするのは無理だ」
漫画家って大変だ。毎日深夜まで描いて、それでも売れるかどうかわからない。誰にも読まれない30ページの作品を2〜3ヶ月かけて描き上げる。そんな生活を続けることは私には無理だった。
そうして漫画は「趣味」になり、やがて「過去」になった。
新人賞に応募した実際の原稿

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あれから13年が経った。
今、私は漫画を描いている。というより、作っている。
8月8日、2冊目のKindle漫画を出版する。200ページ近い作品だ。それが2ヶ月で仕上がった。
↑8/8発売。手書きよりクオリティ高い!?笑

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1作目は127ページフルカラー。構想から出版まで1ヶ月だった。
30歳の自分が聞いたら卒倒するだろう。
そして、今、漫画が楽しい。
30歳の頃にはなかった感覚だ。毎日3時・4時まで描いていたあの頃より、今の方が楽しいと感じている。
なぜか。
量と速度が両立できているからだ。

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正直に言う。最初はAIで漫画を作ることに引っかかりがあった。
元々、手で描くことが漫画だと思っていた。笑ゥせぇるすまんの藤子不二雄A先生も、ちいかわのナガノさんも、大好きな鳥山明大先生もみんな手で描いている。
でも考え方を変えた。
道具が変わっただけだ。
昔の漫画家はペンと紙だけだった。デジタルが登場した時も「手書きじゃないのか」という声があったはずだ。AIもその延長線上にあると思っている。
大切なのは道具じゃない。何を伝えたいかだ。

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ただ、AIだけでいいとは思っていない。
ちいかわはナガノさんの2015年の手書きマンガから始まった。ぴよこ豆もしばんばんもうさぎ帝国も、みんな手書きだ。
手書きには「その人の体温」がある。線の揺れ、タッチの癖、そこに描いた人間の存在が宿る。それがファンの心を掴む。
だから私もハイブリッドでやっている。
X・Instagram・Threadsでは手書きのかぶちゃんを投稿している。substack・ジャンプルーキー・Kindleは今のところAI作品をメインにしている。

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手書きでファンの心を掴む(実際につかめているかは疑問だが…笑)。AIで量と速度を確保する。この2つを同時にやることが今の私のスタイルだ。

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AIがマンガ制作に使われ始めたのはごく最近だ。10年前は手書きしかなかった。
今流行りのキャラクターがほとんど手書きなのは当然だ。IPは育てるのに時間がかかる。今人気のキャラクターはAIが普及する前から積み上げてきたものだからだ。
でも10年後はどうなっているかわからない。
だからこそ今やる。
不動産投資と同じだ。誰もやっていない時期に始めた人間が強い。AIマンガも同じだと思っている。

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少し、話が脱線する。

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今放送中のドラマ「君の好きは無敵」を見てほしい。松本若菜さんとM!LKの佐野優斗さんが主演で、佐野さんがキャラクターデザイナーを演じている。キャラクターを愛する人間には刺さりまくるドラマだ。
教えてくれたNAMIさん、ありがとう。

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30歳で諦めた漫画が、43歳で楽しくなった。
笑ゥせぇるすまんのような人間のダークな部分を描きたかった男が、今はかわいくて学べるキャラクターを作っている。人生とはわからないものだ。
小学館にボツにされた男が、スマホ1つで200ページのマンガを出版する。
8月8日、ぜひ読んでほしい。

Read the original on kabuoya.substack.com

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