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Design Sprint Newsletter · Jul 13, 2026

【デザインスプリント】Design Sprint Newsletter #263

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Yukio Andoh · Design Sprint Newsletter

デザインスプリントの本質は、長時間の議論ではなく、短時間でアイデアを広げ、絞り、試すことにあります。それこそ短距離走(スプリント)です。

●まずは、いきなりチームで話し合わず、一人ひとりが黙って考えます。その後で共有することで、発言力の強い人に引っ張られず、多様な意見を集められます。

●アイデア出しでは、質より量を重視します。実現できるかどうかは後で考え、まずはできるだけ多くの案を出します。

●作業は「5分で考える」など、短い時間で区切ります。時間制限があることで、完璧を目指しすぎず、手を動かしやすくなります。

●出された案は、長く議論するよりもドット投票で絞ります。票が集まった案から、筋の良さそうな方向性を見つけます。

個人で考える。チームで共有する。量を出す。時間を区切る。投票で絞る。そして小さく試す。Google Stitchのおかげで、試作のスピードは向上し、回数は増加し、面倒さはなくなりました。

時間が足りない、もっと時間があれば!ということはよくありますが、時間が十分にあれば、何倍も良いアイデアが出まくるというわけでもありません。

デザインスプリントの流れのポイントを会得できれば、短時間でもデザインスプリントの枠組みに沿っていけば、さまざまな良いプロダクトやサービスが作れると考えています! 先日のGoogle I/O Extended Tokyo にご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

オンラインホワイトボード Miro の世界巡業イベント最後の地、東京開催の Canvas ‘26に参加してきました! お土産はトートバッグと付箋紙(笑)です。

またどこかで詳しくレポートしますが、Miroは単なるホワイトボードアプリから脱却し、AIと協業しながら、仕事に集中する。複数のツールを切り替えることなしで、Miroで創造的なコミュニケーションが全て完結するという仕事環境を目指していることが強く感じられました。

Miro MCP Serverも使えるようになり、Miroディスカッションしたアプリやサービスの機能をすぐにプロトタイプ作成し、それを MCP Server 経由で Claude Code や Antigravity などでコード生成するところまで流れが作れるようになりました。

機能の使いこなしはもちろんなんですが、それらの機能をうまく活用した議論の進行、ツールを最大限に生かした創造性の加速、拡大が人間の役目になってきており、それはそれで難しいのが悩みどころです。

業務改善系のデザインスプリントで、作業の最初に解くべき課題を的確に見出すため、Jobs to Be Doneフレームワークを活用することがあります。

Jobs to Be Done(JTBD)は、顧客が「いつ、なぜ、どのように」新しい商品やサービスを選ぶのかを理解するための考え方です。

顧客が新しい解決策を探し始めるきっかけは、現在の状況への不満や、目標達成を妨げる制約です。まず、顧客が実現したいことと、それを阻んでいる問題を整理します。そのうえで、出来事、強い不満、新たな気づきなど、解決策を探す緊急性を生み出したきっかけを特定します。

顧客が比較する選択肢は、同じ商品カテゴリーだけとは限りません。別のツール、研修、コンサルタントへの依頼、業務プロセスの変更なども候補になります。顧客が採用したもの、やめたもの、検討したものを把握することが重要です。

さらに、信頼感を高めた要素、価値を実感できた点、導入後の成功を想像できた理由を整理します。顧客にとって、その解決策の何が新しく魅力的に見えたのかも確認します。

導入後は、顧客が目標に近づいていると判断する「進捗のサイン」を明確にします。これにより、商品やサービスが、顧客から期待された役割を本当に果たしているかを評価できます。

最後に、顧客が求める成果をシンプルなJTBDステートメントにまとめます。インタビューで得た気づきを顧客ストーリーに変換することで、チームが実際のニーズを共有し、より良いプロダクト判断につなげられます。

来る8月2日(日曜日)、東京大学工学部(本郷)で開催されるInnovative Crosstalk Jamboree Geeks ‘26で、UIの話をします!参加無料です。
https://gdgkwansai.connpass.com/event/395360/

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