国連麻薬委員会CNDがHHCを、スケジュールIIの規制下に
カナダ、大麻産業を取り巻く課題に対応するため規制を改定
大麻イベント「スパナビス(Spannabis)」がフィナーレ
国連麻薬委員会(CND)が合成カンナビノイドの一種であるHHC(ヘキサハイドロカンナビノール)を、新たに大麻やメタンフェタミンと同じレベル(1971年の向精神薬に関する条約のスケジュールII)の規制下に置く方針を示したことがわかった。HHCは近年、グレーゾーンの製品として一部市場に出回っていたが、今回の動きにより、国際的な規制がさらに厳格化される見通しだ。
HHCは天然の大麻由来成分ではなく、化学的に改変された合成化合物とされる。合法的に購入できる地域や用途が限られる一方で、「大麻に近い精神作用がある」といった宣伝で人気を集めるケースもあった。しかし、専門家からは「安全性データが不足しており、誤った使用で健康被害を招く恐れがある」との声が上がっていた。
今回の国連による規制強化案が正式に発効すれば、製造や販売、輸出入において大麻やメタンフェタミンと同様の取締りを受けることになり、各国の法整備にも影響が及ぶ可能性が高い。HHCをめぐる議論は今後も続きそうで、ユーザーや業界関係者にとっては大きな転換点となりそうだ。
情報源:World Leaders Vote to Ban HHC, List as Schedule II Drug (Cannabis Business Times)
カナダ保健省は、国内の大麻産業を取り巻く課題に対応するため、規制を改定しました。この変更は「大麻法」や「大麻規制」「麻規制」に反映され、3月12日に官報で発表されました。カナダでは2018年に大麻が合法化され、規制の整備が現在進行形で進んでいます。
改定では、ライセンス、包装・ラベル、生産、記録管理、安全対策の5つの主要分野が見直されています。具体的には、プリロール(あらかじめ巻かれたジョイント)の1グラム制限が撤廃され、吸入用抽出物にはエチルアルコールを最大7.5グラムまで使用可能になりました。また、乾燥大麻や生の大麻、種子の包装に窓付き容器や多色デザインが認められ、ラベルにはQRコードや大きな容器でも剥がせるラベルが使用できるようになりました。
さらに研究者は非動物・非人体研究を行う際、30グラム以下の大麻を所持してもライセンス不要となり、小規模栽培業者の栽培面積上限が200平方メートルから800平方メートルに拡大、加工制限も600キログラムから2,400キログラムに引き上げられました。
一方で、未払い料金や収益報告未提出の事業者にはライセンス停止の措置が取られる可能性が明示されています。
この規制緩和によって、業界全体で約1,800万カナダドル(約12.5百万米ドル)のコンプライアンス費用と2,400万カナダドル以上の事務コスト削減が見込まれており、大麻産業の成長を後押しすることが期待されています。
参考文献:
Health Canada eases cannabis industry burden in regulations update (MJBizDaily)
Regulations Amending Certain Regulations Concerning Cannabis (Streamlining of Requirements): SOR/2025-43 (Canadian Government)
バルセロナを舞台に3月14日より開かれた大麻関連イベント「スパナビス(Spannabis)」がフィナーレを迎え、欧州のみならずアメリカからの参加者も注目を集めた。大麻専門メディア「mg magazine」が報じるところでは、恒例の“スパナビス・カップ”の審査をはじめ、最新の大麻製品や技術が一堂に会し、会場は熱気に包まれたという。
今年のスパナビスでは、ヨーロッパ市場の成長ぶりを示す出展が多かったほか、国際的なブランドも多数参加。特にアメリカから参入を検討する企業や投資家がバルセロナまで足を運び、大麻関連のノウハウや最新の研究成果を求めた様子が目立った。地元のカタルーニャ地域ではカンナビス関連の文化が根付いており、自由な雰囲気での製品展示や試用体験も充実していたとのことだ。
ファッションや音楽イベントも同時開催され、単なる業界見本市にとどまらない“フェス”感覚もスパナビスの魅力の一つ。現地の関係者は、「欧州大麻市場は法改正の動きも相まって今後ますます拡大するだろう。スパナビスがそのトレンドを象徴している」と語る。米国勢から見ても、ヨーロッパは大きな可能性を秘めた市場とされ、今年の盛況ぶりは両大陸の大麻ビジネスが連携を深めるきっかけにもなったようだ。
参照記事:An American Eye on Spannabis’s Finale in Barcelona(mgmagazine)
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