「物理教育の未来を創造する」フィール・フィジックスの植田達郎です。
AIで漫画を作るのは、なかなか楽しいです。
頭の中にあった出来事が、数分で8コマの絵になる。文章だけでは伝わりにくかった空気が、表情や構図で伝わる。これは本当に面白いです。
でも、同時に困ることもあります。
「同じ人」が、同じ人として出てこない。
前のコマでは小太りで猫背気味、黒いめがねの開発者だったのに、次のコマでは妙にさわやかな別人になっている。先生役として描いていた人も、コマによって年齢や服装が少しずつ変わる。AIとしてはそれっぽく描いているのかもしれません。でも、読む側から見ると、登場人物の記憶が切れてしまいます。
漫画では、これはけっこう大きな問題です。
なぜなら、読者は絵の中の人物を見ながら、「あ、この人がさっき困っていた先生だな」「この人が横で支えている開発者だな」と無意識に追いかけているからです。毎回ちょっと違う人になると、その追いかける糸が切れます。
私はエッセイマンガジェネレーター(センスが古い)というMCPアプリを作って使っていますがアプリ側にも、土台の足りなさがありました。
登録済みの人物を主人公としてなら使える。でも、サブキャラクターとして開発者を出したいときには、登録した外見がうまく届かない。
さらに、ドラフトを作る段階で、入力した「サブキャラクターの見え方」の説明が落ちていました。せっかく「めがね」「小太り」「猫背気味」と書いても、途中のドラフトから消えてしまえば、画像生成まで届きません。
今日やったのは、この地味な部分の修正です。
人物プロフィールを名前付きで複数保存できるようにしました。主人公以外の役でも、「この登録済み人物を出して」と指定できるようにしました。下書き生成では、人物描写を勝手に要約したり削ったりしないようにしました。
そしてもう1つ、外見だけをあとから合わせ直す仕組みも入れました。
物語やセリフは変えない。8コマの流れも変えない。ただ、人物の見た目だけを、登録してある外見に近づける。こうしておくと、「ほぼ良いけど、この人だけ違う」というときに、全部を作り直さなくて済みます。
こういう開発は、見た目にはとても地味です。
でも、AIで何かを作るには、こういう地味な土台がないと、結局「当たりが出るまで何回も引く」ものになってしまいます。私はそれを、少しずつ減らしたいと思っています。
AIが勝手に作るのではなく、人が伝えたいことを、ちゃんと引き継げるようにする。
同じ人を、同じ人として出す。
今日は、そのための小さな裏側を直しました。明日以降も頑張ります!
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