
昨日のSubstack生ライブで、9月5日に販売予定のBrain教材、その販促動画を作る様子を実演しました。
商品を紹介する文章は、すでにあります。
では、それをどうやって動画にするのか。
画像を作る。
動きをつける。
ナレーションを入れる。
テロップを表示する。
エンドカードを用意して、BGMを選ぶ。
完成した動画は1分ほどでも、裏側にはいくつもの工程が隠れています。
あなたも、自分の商品やサービスを紹介したいと思いながら、企画の段階で止まったことはありませんか?
私は、あります。
動画を作ろうと思った瞬間に、「まず台本を作らないと」「画像はどうする?」「音声は録音するのか」と考え始め、作業を始める前から少し疲れてしまう。
短い動画ほど、簡単そうに見える。
でも、実際にはそうでもないんですよね。
今日は、そんな話をさせてください。
今回使ったのは、FableとMiniMax H3です。
まず、ウルフのキャラクターを動かすための静止画を作ります。その画像にImage to Videoで動きをつけ、ナレーションやテロップ、エンドカード、BGMまで、1つの流れの中で制作していきました。
私が、細かい編集手順を1つずつ指示したわけではありません。
「このBrain教材の内容を、販促用の動画にして」と依頼しただけです。
もちろん、まったく何もない状態から始めたわけではありません。
そのBrain教材の文章を、これまでAIと一緒に作成したり、修正したりしていました。教材の内容や特徴を、AIがある程度把握している状態だったんです。
だから、別の場所で最初から、「この商品はこういう内容です」と説明し直す必要がなかった。
文章を作っていた流れのまま、次の仕事を頼めた。
ここが、かなり面白かったです。
これまでなら、商品の説明を考える人、画像を作る人、動画を編集する人、音声を入れる人が、それぞれ別の工程を担当していました。
その間には、毎回受け渡しがあります。
文章をコピーする。
要点をまとめる。
素材を整理する。
編集担当に説明する。
そのたびに、少しずつ情報が抜けたり、説明し直す手間が発生したりする。
今回は、その受け渡しを、AIとの会話から始められました。
商品を作る。
内容を整理する。
そのまま販促素材を作る。
このつながりが、今までとは違う感覚でした。
「AIに文章を書かせる」だけではなく、「商品を届ける流れを動かしている」。
そんな感じです。
ただ、完成した動画を見て、気になったところもありました。
フォントが、正直に言うとダサい。
ここは、格好つけずに言います。
動画の構成や動きは便利です。ナレーションも入っている。テロップも表示されている。
でも、文字の見た目が、自分の好みに合っているとは限りません。
私は、フォントや余白に妙なこだわりがあります。
文章の内容が同じでも、文字の大きさや間隔、画面のどこに置くかで、印象が変わる。そこが雑だと、急に「とりあえず作りました」という雰囲気になるんです。
せっかく商品を紹介しているのに、見た目のせいで軽く見える。
これは、かなり悔しい。
AIが一連の作業を進めてくれるからといって、完全に確認しなくていいわけではありません。
「ほぼ自動」と「完全放置」は、まったく違います。
今回の私は、生成の途中をほとんど確認していませんでした。
ライブ中に静止画を6枚作ったところで、翌日に持ち越すことにもなりました。依頼したら、数秒後に理想の動画が完成するわけではありません。
生成には時間がかかる。
やり直しもある。
思っていた雰囲気と違うこともある。
そして、フォントがダサいこともある。
この現実を、都合よく隠したくはありません。
AIを使えば、制作の負担は確実に変わります。
ただし、自分がやっていた作業が、すべて消えるわけではない。
企画や素材づくり、編集の流れをまとめて進めてもらい、最後に自分の目で確認する。
私がやることは減る。
でも、判断まで手放すわけではない。
この距離感が、今のところ一番しっくりきています。
AI開発という言葉を聞くと、コードを書いてアプリを作ることを想像する人が多いと思います。
もちろん、それもAI開発の1つです。
でも、それだけではありません。
商品を作る。
内容を整理する。
販売ページを用意する。
説明用の画像や動画を作る。
見た人が理解できるように、文章や音声を整える。
こうした販売までの制作工程を、AIと一緒に動かしていくことも、AI開発だと思うんです。
コードを書けなくても、自分の商品を理解しているAIに、次の仕事を任せることはできます。
今回の販促動画は、その実例でした。
私はこれまで、AIを「文章を書く道具」や「画像を作る道具」として、少しバラバラに考えていました。
しかし本当は、商品を作ってから届けるまでの流れ全体に関わらせることができる。
この視点を持つと、任せられる仕事が変わります。
文章を書いたあとに画像を作る。
画像を作ったあとに動画にする。
動画を作ったあとに音声や字幕をつける。
工程を分けて見ると、そのどこにAIを入れられるかが見えやすくなります。
全部を完璧に任せなくてもいい。
まずは、大きな流れを作ってもらう。
そのあとで、自分がこだわりたい部分を確認する。
この順番でも、制作の負担は大きく変わります。
そして、最後に自分の体験や感情を戻す。
なぜ、この商品を作ったのか。
誰に届けたいのか。
何にこだわっているのか。
そこを確認するのは、やはり自分の役割です。
AIが商品を理解していても、商品に対する自分の執着や、届けたい相手への思いまで、完全に同じ形で持っているわけではありません。
便利だからこそ、そこを任せきりにすると、どこか薄くなる。
文章としては、まとまっている。
動画としては、動いている。
でも、どこか軽い。
そんな販促物になる可能性があります。
今回、フォントを見て「ダサい」と思ったのは、単なるデザインの問題ではありません。
自分の商品を、そんな見た目で紹介していいのか。
本当にこのまま人に見せたいのか。
その確認を、私に迫られた感じがしました。
それではここで、今日のタスクです。
あなたが販売したい商品やサービスの説明文を、1つだけ選んでください。
商品の特徴を書いた文章でもいい。
購入すると何ができるのかを説明した文章でもいい。
お客様の悩みを解決する文章でも構いません。
すでに作ってあるものを、そのまま使ってみてください。
そして、その内容を把握しているAIに、こう依頼します。
「この内容を、1分ほどの販促動画にする企画を考えて。画像、動き、ナレーション、テロップ、エンドカード、BGMまで提案して」
制作まで進められる環境があるなら、どこまで自動で作れるか試してみてください。
完成したものは、そのまま公開しなくても大丈夫です。
まず、フォントを確認する。
商品の説明が足りているかを見る。
見た人が、何の商品なのか理解できるかを確認する。
そして、直したいところを1つだけ選んでください。
最初から、人間の編集者と同じ完成度を期待する必要はありません。
今回の目的は、完璧な動画を作ることではなく、自分の制作工程をどこまで短くできるかを確かめることです。
AIに流れを作ってもらう。
自分が最後に判断する。
この役割分担を体験するだけでも、見えるものは変わります。
私自身、今回の実演で、「販促動画を作った」というより、「商品を届ける工程をAIと動かした」という感覚を持ちました。
それは、かなり大きな発見でした。
AIは便利です。
ただし、最終チェックまで手放す必要はありません。
むしろ、ほぼ自動で作れるようになったからこそ、最後に自分の感情を戻す。
「これは本当に自分が紹介したいものか?」
「この見せ方で、届けたい人に伝わるか?」
そこを確かめることが大切です。
今回、自動で作った動画は概要欄に貼っておきます。
フォントの印象や、動画の分かりやすさについて、ぜひ感想を聞かせてください。
それでは、次回のおおかみ通信もお楽しみに!
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