Take Notes for me for in-person meetings is now available
https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/08/take-notes-with-me-for-in-person-meetings-is-now-available.html
Google Meetに、対面会議でもGeminiが自動で議事録を作成してくれる「Take Notes for me」機能が追加されます。
これまでGoogle MeetのAI議事録はオンライン会議を中心とした機能でしたが、今回のアップデートにより、会議室などで行うリアルな対面ミーティングでも、スマートフォンやPCから音声を収録し、Geminiに議事録を作らせることが可能になります。
How AI Can Help Solve the “Post-Workshop Drift” Problem
https://medium.com/@ianjamesgrant/how-ai-can-help-solve-the-post-workshop-drift-problem-e9966d70107c
ワークショップで生まれた成果が、その後ほとんど参照されない「デジタルの墓場」になりがちだと指摘しています。Miro、FigJam、Lucid、Confluenceなどのボード自体は優れていても、ワークショップ終了後には、そこで得られた判断や議論の背景が失われてしまいます。
AIとMCP(Model Context Protocol)を使えば、ボードから決定事項、仮説、調査結果、却下した案などを抽出し、Markdownなどの構造化されたファイルに変換できます。
「一度抽出する。コミットする。その後はファイルを使う」というものです。
毎回MiroなどのボードをAIに読ませるのではなく、一度整理した情報を製品のリポジトリに保存します。そうすれば、情報をバージョン管理でき、差分を確認でき、人間とAIの双方が継続的に利用できる「耐久性のあるコンテキスト」になります。
ただし、AIに正しく理解させるには、元のボード自体を整理しておく必要があります。標準テンプレートを使い、フレーム名や読み順、付箋の色の意味、投票の意味、対象範囲、用語、ステータスなどを明示することが重要です。そうしないとAIは、単なるチームの仮説を「顧客調査で確認された事実」のように、もっともらしく誤解してしまう危険があります。
つまり、MCPそのものが記憶になるわけではありません。MCPは情報を取り出すための「パイプ」にすぎないということです。
重要なのは、ワークショップという「知識が生まれた場所」に情報を閉じ込めず、コードや製品開発などの「実際にその知識が必要になる場所」へ移すことです。
優れたワークショップで生まれた思考を、ボード上で死なせない。
それを、人間とAIが将来も利用できる形で残していくことが、AI時代のワークショップ運営では重要だ、というのがこの記事の主張です。
Reimagining Singapore’s Streets with Design Thinking
https://altafcreator.medium.com/reimagining-singapores-streets-with-design-thinking-36e873c7a5c6
シンガポールの道路は、交通工学の観点では世界最高水準です。しかし筆者は、「車を効率よく流すこと」に最適化されすぎており、人が歩く、滞在する、地域とつながる場所としての「道(ストリート)」の役割が弱くなっていると指摘します。
そこで筆者は、学校でも教えられているデザイン思考の5段階――Empathise(共感)→ Define(定義)→ Ideate(発想)→ Prototype(試作)→ Test(検証)――を道路設計に応用することを提案します。
具体例としてBedok North Ave 2を取り上げ、
4車線を2車線に削減
車線幅も少し狭める
歩道を拡幅
自転車道を両側に整備
歩行者と自転車の間に緑地バッファを置く
横断歩道を増やし、渡りやすくする
という再設計案を提示します。ポイントは道路全体の幅を増やさず、車に割り当てられていた空間を人に再配分することです。
筆者の結論は明快です。
Engineering and empathy are not opposing philosophies.
工学と共感は、対立する考え方ではない。
高速道路と生活道路では目的が違います。重要なのは「車か人か」の二者択一ではなく、その場所を誰がどう使うのかを理解し、文脈に応じて設計することだと論じています。
From Post-Its to Prompts: How AI Reshaped My Design Thinking Process
https://stephanieochan.medium.com/from-post-its-to-prompts-how-ai-reshaped-my-design-thinking-process-fd29e14006ba
AIによってデザイン思考そのものが置き換わったのではなく、「人間が考える場所」が変わったという実践的な振り返りです。共感・問題定義・アイデア創出・プロトタイピング/テストという各工程でAIを活用していますが、最終的な意味づけや判断は人間の責任だと強調しています。
特に大きな変化は、AIを「何かを生成する道具」ではなく、自分が見落としているパターンや視点に気づくためのパートナーとして使うようになったことです。大量の調査データの整理、問題の別の捉え方、アイデアの拡張、早期プロトタイプなどにはAIが有効ですが、ユーザーへの共感、組織固有の文脈、トレードオフの判断、実ユーザーによる検証は依然として人間が担います。
要するに、「ポストイットからプロンプトへ」道具は変わっても、デザインの本質は変わらないという主張です。AIによって手作業が減った結果、デザイナーの役割は情報整理から、より「編集・解釈・判断」へと移っているのです。
From Design Thinking to Design Systems: How UX Principles Become Scalable Products
https://www.designsystemscollective.com/from-design-thinking-to-design-systems-how-ux-principles-become-scalable-products-5d3f2e32db34
デザインシステムとは単なるUIコンポーネント集ではなく、「デザイン思考で得られた意思決定を組織の知識として蓄積・再利用する仕組み」であるというものです。
デザイン思考によって、ユーザーの課題や使いやすさに関する多くの知見が得られても、それがMiroやFigma、調査レポートの中だけに残れば、プロジェクト終了とともに失われてしまいます。そこで、UX原則や判断理由をスタイルガイド、デザイントークン、コンポーネント、利用ルールとしてデザインシステムに組み込むことで、次のチームが「ゼロから考え直す」必要をなくせます。
特に重要なのは、「ボタンは青」「角丸は8px」といった仕様だけでなく、「なぜそのデザインなのか」を残すことです。これによりデザインシステムは、単なる一貫性確保の仕組みから、組織全体の意思決定を支える基盤になります。
さらに生成AI時代には、ブランド、アクセシビリティ、操作パターン、デザイン原則などをAIに与えるコンテキストとしてデザインシステムが重要になるとしています。AIが強力になるほど、優れたデザイン判断を明文化・体系化している組織ほど、その力をスケールさせやすくなる、という論旨です。
How design thinking can help you understand emotions at work
https://medium.com/kainosxd/how-design-thinking-can-help-you-understand-emotions-at-work-883c64d4ab5c
デザイン思考のプロセスを「職場で生じる感情の理解と対処」に応用するという考え方を紹介しています。著者らは心理学的モデルではなく、感情を観察し、問い直し、小さな改善を試すための「振り返りのレンズ」として、5つの「Wave(波)」を提案しています。
重要なのは、怒り、不安、プレッシャー、自己不信などの感情を、仕事を邪魔するものではなく、働き方や環境について何かを知らせてくれる「感情データ」として捉えることです。感情は本人の問題だけでなく、過剰な業務量、心理的安全性の不足、組織文化、フィードバックの仕方などを示している場合があります。
Define:本当の感情的課題を定義する
「忙しすぎる」のではなく「人を失望させるのが怖い」など、表面的な感情の奥にある本当の問題を言語化する。Empathise:まず自分自身に共感する
すぐ解決策を考えず、自分が何を感じ、恐れ、抵抗し、必要としているのかを理解する。Ideate:新しい反応の仕方を考える
無理して働く、黙り込む、距離を取る、といった習慣的反応以外に、新しい境界線、習慣、会話、捉え方などを考える。Prototype:小さな変化を試す
「少し考えてから返事します」と言う、メール返信の前に間を置くなど、リスクの低い「マイクロシフト」を実験する。Test:振り返り、学習する
新しい対応によって感情の強さが下がったか、理解が深まったか、自分のニーズが満たされたかを確認し、改善を続ける。
記事の中心的なメッセージは、感情を消そうとするのではなく、ユーザーリサーチのように観察し、仮説を立て、小さく試しながら、より健全な働き方をデザインしていくというものです。
QueueLess Design Sprint
https://medium.com/@virginiaeverett12/queueless-design-sprint-fd1d70656c64
QueueLessは、レストランの待ち時間を可視化し、ユーザーが店に行く前からオンラインで順番待ちに参加できるモバイルアプリのプロトタイプです。
6人のチームが、Jake Knappの『Sprint』に基づく1週間のデザインスプリントを実施。FigJamとFigmaを使い、利用者調査、HMW(How Might We)による課題整理、ストーリーボード作成、プロトタイピングまでを行いました。
主な機能は、近隣レストランの待ち時間比較、現在の順番の確認、遠隔でのウェイトリスト登録、待ち時間中の周辺店舗探索です。プロジェクトを通じ、調査・高速なアイデア創出・プロトタイピングを組み合わせることで、現実の課題を具体的なデジタルサービスへ変換できることを学んだとしています。
Design Thinking(デザイン思考)とDesign Sprint(デザインスプリント)の違いを、「レシピ集」と「具体的なレシピ」に例えて説明しています。
デザイン思考 (Design Thinking) は、ユーザーへの深い共感と理解を重視する「考え方・アプローチ」。手順や期間は固定されておらず、数週間〜数か月、場合によっては継続的に行う。
デザインスプリント (Design Sprint) は、Design Thinkingの考え方をベースにした、短期間で問題解決と検証を行う具体的なプロセス。日ごとの活動や手順が明確に決まっている。
Design Sprintは、課題がある程度明確で、急いで解決策を考え、試したい場合に向いている。
Design Thinkingは、そもそも何が本当の課題なのか分からない場合や、ユーザーを深く理解したい場合に適している。
つまり、Design Thinkingが「思想・方法論」なら、Design Sprintはそれを実践するための具体的な型の一つだと説明しています。
初代 Macintosh のアイコンデザインを担当した Susan Kare さんの最近の講演をみつけました。多分もう70代のはず。Icongrapher という肩書きを名乗っているのが素敵です!あのアイコンデザインがなければ、今の世の中は、いくぶん無味乾燥な世界になっていたかもしれないので、尊敬の念しかありません!
9月5日(土曜日)、東京新宿で、デザインスプリントの1日体験レクチャー実施します!おもに学生向けではありますが、一般(大人)も参加可能です。無料です。是非!
https://greek-academy.connpass.com/event/402058/
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