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釧路町のニッセン産業 アプリで牧草出荷 出品農家が価格を設定

牧草など道産粗飼料の仕入れ・販売を手がけるニッセン産業(釧路管内釧路町)は、農家がスマートフォン一つで余剰な飼料を出品できるアプリ「N―ROUTEエントリー」をリリースした。購入したい農家向けのアプリ「N―ROUTE」とひも付け、出品する農家が価格を設定できる。飼料自給率向上や農家の価格交渉力強化への貢献を目指す。 同社は自給飼料を生産する道内の酪農家などから余剰分を買い上げ、不足する農家に販売している。より手軽に注文できるよう、昨年から「N―ROUTE」を介した販売を開始。顧客数は今月18日までに300人に達した。…

神戸ビーフ手軽に レトルト牛丼きょう発売 全農兵庫

【兵庫】JA全農兵庫は18日から「神戸ビーフ」を使った新商品「神戸ビーフ 牛丼の具」を、産地直送通販サイトJAタウン「あつめて、兵庫。」で発売する。「神戸ビーフ」をもっと気軽に楽しんでもらおうと開発。牛肉原料には「神戸ビーフ」を100%使い、県を代表する農産物「淡路島たまねぎ」を合わせた。「神戸ビーフ」ならではの上品な甘味と豊かなうま味、「淡路島たまねぎ」の柔らかな食感と甘味を生かした味わいに仕上げた。 「神戸ビーフ」は兵庫県で生まれ育った但馬牛のうち、厳しい認定基準を満たした牛だけが名乗れるブランド牛で、日本国内の牛肉流通量の0・2%未満とされる希少な存在だ。そのため日常的に味わう機会は限られてきた。 「牛丼の具」は電子レンジまたは湯煎で温めるだけで手軽に食べられるのが特長。冷凍保存が可能で、忙しい日の食事や常備食としても利用できる。…

水田にコウノトリ 環境保全型結実 豊かな生態系回復 笠間市岩間地区

【茨城・常陸】笠間市岩間地区の中里竜也さん(46)が営む水田に、国の特別天然記念物コウノトリが飛来し、餌を探す姿が確認された。同地区は農薬の使用を抑える取り組みを通じホタルが生息する環境を維持しており、自然環境に配慮した中里さんの農業が生物多様性の回復に貢献した形だ。 同地区は「ほたるの里」としても整備されており、化学肥料を抑える農法や自然の摂理を取り入れた農地管理を続けてきた。今回飛来があった水田は、中里さんが長年かけて耕畜循環や環境保全型農業を実践してきた場所だ。 中里さんは冬期に緑肥を栽培し春に還元する土壌づくりや、堆肥の原料となる飼料稲を生産して水田に戻すなど、徹底した循環型農業を確立している。農薬不使用や肥料の量を調節するなどの多様な栽培パターンを水田単位で組み合わせ、土地のポテンシャルを最大限に引き出す工夫を凝らしている。…

食べて熊本応援を JAタウンがキャンペーン開始 売り上げの一部寄付

JA全農が運営する通販サイト「JAタウン」は17日、売り上げの一部を、熊本地震の被災地支援に充てるキャンペーンを始めた。熊本県産の農産物を詰め合わせた「熊本復興応援産品セット」も数量限定で販売する。全農は「熊本の農畜産物を買って、食べて、応援してほしい」と呼びかける。 キャンペーンは「買って応援、食べて応援、頑張ろう熊本」。JAタウンで同県産農畜産物などを販売するショップ「you+youくまもと農畜産物市場」を対象に、売り上げ1件につき50円を義援金として贈る。 応援産品セットは、4000円と5000円の2種類。特に被害の大きかったJAやつしろとJA熊本うき管内の農産物も入る予定。数量限定で、送料はJAタウンが負担する。…

地被植物で雑草対策 草刈り冬場1回に アグリ南すおう

【山口・南すおう】JA山口県南すおう統括本部の法人連合体「アグリ南すおう(株)」は、水田のり面に地被植物のセンチピートグラスの種子を吹き付け、農家の除草負担を軽減している。今年は4カ所3923平方メートル、過去8年間では延べ8万5043平方メートルに吹き付けた。 管内は中山間地域が多く、水田ののり面が広いため夏場の草刈り作業負担は大きい。 センチピートグラスは別名「ムカデシバ」とも呼ばれる芝生の仲間で、定着すると他の雑草の繁茂を抑える。適正に管理をすれば、のり面の草刈りは冬場1回で済ませられる。 同社は2018年、吹き付けの専用機械を導入。日本型直接支払交付金を活用し、地域の担い手の農地を中心に、センチピートグラスの種子を吹き付けてきた。…

携帯爆音機で害獣威嚇 群馬県甘楽町「平成食品」代表ら開発

銃声に近い迫力 火薬飛ばず安心 【群馬・甘楽富岡】甘楽町の「平成食品」代表の粕谷啓二さん(77)と営業部長の新井明男さん(72)は、熊や鹿、イノシシなどの野生動物対策に活用できる携帯型爆音機「マグナムホーン」を開発した。ふた付きで操作時の火薬の飛散を防ぐなど安全性を高めた。音を一定方向へ集中して放出する仕組みで、銃声に近い迫力を再現。7月に発売し、PRを本格的に始めた。 「マグナムホーン」は、カラビナ付きのステンレスマグカップを本体に採用し、火薬差し込み口やステンレス製のふた、ロック機構を備える。爆発音を一定方向へ集中して放出する構造のため、音が遠くまで届き、銃声に近い迫力のある音を発する。火薬は市販のロケット花火を使用し、誰もが入手しやすい仕様だ。…

高校生、おこめガチャ全国へ発信 総文県大会向け取材 JA東びわこ農産物直売所

【滋賀・東びわこ】彦根市のJA東びわこ農産物直売所「やさいの里二番館」に設置する「おこめガチャ」が、地域の垣根を越えて注目を集めている。7月下旬には草津市の光泉カトリック高校放送部の1年生、川村真優さん(16)が、秋に開かれる全国高等学校総合文化祭滋賀県大会などに向けて取材した。広報担当者や直売所スタッフ、来店客へのインタビューを基に原稿を作り、アナウンスを通じて「おこめガチャ」の魅力や話題性を全国へ発信するという。 取材テーマに選んだきっかけは、ネットニュースで記事を見かけたこと。「ユニークな発想に驚き、絶対に回そうと思った」という。実際に体験した川村さんは「ガチャの楽しさだけでなく、その背景に米農家の存在や思いがあることが伝わってきた」と話した。…

品質競えコーンリレー “農×スポーツ”に汗 射水市

【富山】射水市のJAいみず野青年部と女性部、市農業再生協議会は5日、農業とスポーツを組み合わせた「アグリスポーツ」の体験会を市内のトウモロコシ畑で開き、小学生が収穫の速さと重さ、品質を競う「コーンリレー」に汗を流した。 参加したのは5、6年生28人。2チームに分かれ、1人ずつ畑に入ってトウモロコシを1本収穫。走って自分のチームに戻り、次の走者にタッチしてリレーをつないだ。 リレーは収穫の速さや走るスピードだけでなく、実が大きく品質の良いトウモロコシを選ぶことが重要。両チームの収穫総重量の差100グラムにつき10秒の「重量ボーナス」と、農家による品質審査に基づく「品質ボーナス」30秒をそれぞれ競技の実測タイムから差し引き、最終タイムを算出した。…

白キクラゲ ゼリーに 愛知県豊川市「木耳のお店」 新食感が好評

【愛知・ひまわり】夏にぴったりの涼やかなスイーツとして、「木耳のお店」(豊川市)が販売する「もっちりぷるるんゼリー」が注目を集めている。自社栽培する希少な白キクラゲと地元、豊川市産をはじめとする国産フルーツを使った「薬膳スイーツ」で、中元需要も見込む。 ゼリーには自社栽培した白キクラゲを使用。もっちりとしたゼリーとコリッとしたキクラゲの食感を同時に楽しめる新食感が特徴で、フルーツの濃厚な甘味と香りを味わえる。定番商品としてリンゴ、梅、ブドウの3種類を販売する他、季節限定の商品も展開する。 商品は1個100グラム入り。通信販売では全て送料込みで、3個入り1100円、6個入り3080円、9個入り4080円、12個入り5080円で販売。店舗「よび田屋」でも取り扱う。…

紙芝居に平和託す 戦禍・復興伝え、作品200超 広島市・いくまさ鉄平さん

広島への原爆投下から81年。戦争体験や戦後復興の記憶を語り継ぐ人が少なくなる中、紙芝居にして物語を伝えてきた広島市の紙芝居作家・いくまさ鉄平(本名=福本英伸)さんが体調悪化を理由に引退する。200を超える作品の中で、食の力など各産業が直面した戦禍や、復興にひたむきに努力してきた広島の力を通じて平和の尊さを訴えてきた。 「お好みソース誕生物語 食の力」では、原爆で壊滅した酢メーカーが、お好み焼き店の声を聞きながら、広島独自のどろっとした香ばしいお好みソースを完成させるまでを描き、食が戦後復興を支えた力だったことを伝える。 「紙芝居は表現の出発点。体験した本人の思いをそのまま形にできる」と福本さん。絵をつないでいけばアニメーション、文字を載せれば絵本。近年は、プロジェクターを通して1000人規模のホールで朗読劇と生演奏で物語を伝える「絵おと芝居」を手がけてきた。…

美しい「のれん」目印 野菜自販機、売り切れ続出 綾瀬市の小林さん

【神奈川・さがみ】綾瀬市吉岡で露地野菜を栽培する小林裕季さん(76)が、自宅に設置したロッカー型自動販売機にのれんを取り付け、利用者の目を引いている。日よけになるだけでなく、野菜の直売所とひと目で分かる目印にもなっており、売り切れる日も増えたという。 のれんは縦130センチ、横250センチで、布は七つに分かれている。「野菜」と「直売所」の文字を白と黒の2色で配し、文字から飛び出す矢絣(やがすり)模様が目を引く。通りがかった人にも野菜を販売する自動販売機だと分かりやすく、日差しを遮る役割も果たしている。 小林さんは長年、自宅前に無人直売所を設け、新鮮な野菜を多くの人に届けてきた。しかし近年は、代金を払わずに商品を持ち去られることが増加。昨年4月、自宅の新築を機にロッカー型自動販売機を導入した。…

<生産部会の力>ミニトマト耐暑性品種「サマーソニック」導入 JAよいち機械共選組合

大玉で収量に期待 【後志広域】後志管内余市町のJAよいちミニトマト機械共選組合は今年、耐暑性品種「サマーソニック」を新たに導入した。夏場の高温に対処するため、従来品種「小鈴スイート」から転換。生育は順調で、6月下旬から連日、本州の市場へ出荷している。 「サマーソニック」は、軟果や裂果をはじめ高温障害に強い夏秋栽培向けのミニトマト。近年の猛暑に対応するため、住化アグリテックとベルグアースが共同開発した。 同共選組合は昨年、正式に導入を決定。かん水や追肥、摘葉などの時期を確認する栽培講習も行った。導入1年目の今年は組合員23戸が計4・8ヘクタールで「サマーソニック」を栽培する。…

柔軟な勤務制度〝隙間時間〟働きやすく 兵庫県香美町 地元女性が活躍する「むらおか夢アグリ」

【兵庫・たじま】香美町のむらおか夢アグリ(株)は、地域に住む女性の力を生かしたユニークな雇用形態で注目を集めている。JAたじまの重点振興品目「たじまピーマン」の収穫が最盛期を迎える中、一律の勤務時間を設けず、柔軟に働けるようにしている。家事や育児など、生活の"隙間時間"に集えるコミュニティーにもなっており、地元女性が笑顔で楽しく栽培作業に汗を流している。 同社で働くのは美方郡内の40~70代の女性。勤務時間は週1回1時間から可能で、4月の畑の整備から働く人や収穫期だけ働く人など、多様な働き方を選べる。同社で働いて2年目の女性は「顔見知りだった人と仲良くなれ、毎日の仕事が楽しい。ピーマンの大きさや形を考えながら収穫をするので頭の体操にもなるし、1日3食の規則正しい生活を送れて体も軽い」と晴れやかな表情だ。…

茨城・大子町の特産「八溝わさび」産地守る 協力隊が後継者に 幼なじみの二人

【茨城・常陸】大子町地域おこし協力隊の石塚和人さん(25)と佐藤望夢さん(25)は、生産者が1人となった町特産「八溝わさび」の後継者として茨城唯一のワサビ産地を守る。幼なじみで互いを知り尽くした2人。静岡や長野に並ぶ産地を目標に二人三脚で着実に歩みを進める。 「八溝わさび」は、同町上野宮の八溝山麓で、八溝川湧水群の清水を生かして育てる沢ワサビ。棚田のように水を流す「畳石式」と呼ばれる方法で、農薬や肥料を使わずに育てる。水温は13~15度と1年を通して温度差が小さい豊かな湧水が、香りと辛みに優れたワサビを生む。 同地区は1960年代にワサビの生産が始まった。85年ごろ、地域おこしをきっかけに15人ほどで栽培を始めたが、高齢化で担い手は1人となり、ワサビ田は2009年に3アールまで縮小した。…

「三重モロヘイヤ」無地に JAみえきた 袋確保優先、ナフサ供給停滞で

【みえきた】中東情勢の不安定化に伴うナフサや各種溶剤の供給停滞で、包装資材に影響が出ている。JAみえきたが四日市市の県(あがた)種苗センターで開いたモロヘイヤの出荷目ぞろえ会で、JA全農みえの担当者が「三重モロヘイヤ袋」の製造が出荷開始までに間に合わないと説明。袋の確保を優先するため、今季は印刷済み袋から無地袋へ切り替えて出荷することを報告し、袋詰め方法などを確認した。 目ぞろえ会には生産者や市場関係者、JA職員ら16人が参加。出荷基準や栽培管理を確認するとともに、資材供給の遅れに伴う包装資材の変更について情報を共有した。 四日市鈴鹿地域農業改良普及センターの担当者は、防除の徹底や摘心、追肥など適切な栽培管理を呼びかけた。 草丈が高くなると台風の影響を受けやすいため、草丈を低く保つことが重要とした。…

[長野県の食肉処理の行方]松本施設移転・新設断念から1年 〝荷ふり〟支援へ追加費用が課題 県農政部、全農長野

JA長野県グループが松本食肉処理施設の移転・新設を断念すると発表してから、25日で1年が経過した。この間、JA全農長野は荷ふり交渉をまとめ、県は畜産業の持続的な発展へ独自の支援策を始めた。一方、出荷先変更に伴う運賃のかかりまし経費の支援は結論が出ていない。 「空白期間は絶対に生じさせない」 昨年7月25日、JA長野県グループの神農佳人会長は阿部守一知事と面会し、移転・新設の断念を伝えた。「苦渋の決断。しかし、食肉処理の空白期間は絶対に生じさせてはならない」と訴えた。 食肉処理の空白期間と食肉流通の混乱がないよう、全農長野は発表直後から新体制の構築に動き出した。同施設では年間、豚約6万頭、牛約4000頭を処理する。その出荷先の確保へ、県内唯一となる北信食肉センター(中野市)や県外施設と交渉を始めた。…

アセロラを市の特産に 収穫後、冷凍しネット販売 本庄市・日向信之さん 挿し木から苗木へ

【埼玉・埼玉ひびきの】本庄市で、亜熱帯果実の「アセロラ」が赤く色づいている。同市の日向信之さん(65)が生産するのは、本州では希少な酸味系品種のアセロラ。将来的には仲間と栽培したアセロラを同市の新たな特産にすることが日向さんの目標だ。 アセロラはレモン果汁の34倍にもなる高いビタミンCの含有量が特徴。春から秋にかけて年4回ほど収穫期を迎える。シーズンを通して小まめな剪定(せんてい)が必要で、アブラムシ対策も欠かせない。日向さんが早朝と夕方に毎日欠かせず手入れしてきた木は、今年2度目の収穫期のピークを迎えようとしている。…

特産農産物の定期便 町出身学生に無償提供 静岡県森町 食べて宣伝マンになって

静岡県森町は県外に住む町出身の学生を対象に、地元特産の農産物を無償で届ける定期便を続けている。本年度で7年目を迎え、毎年スイートコーンを皮切りに、米やメロンなどを延べ600人以上に届けてきた。町定住推進課は「全国でも珍しい取り組みではないか」とみる。 定期便は、新型コロナウイルス禍で帰省しづらい学生に町産の農産物を食べてもらうため、国の補助事業を使って始まった取り組みだ。森町が管内のJA遠州中央などが農産物の確保に協力する。 町やJAの職員が6月中旬の2日間、当日の朝に取れたスイートコーン「甘々娘」の発送作業に対応。本年度は北海道や関東、関西などから80人ほどが応募し、6月は1人につき「甘々娘」6本と茶関連商品を届けた。 JAの戸塚喜之・森営農センター長は「今年は糖度20以上のものも多くある。食べた学生が農産物の宣伝マンになってくれるのが一番だ」と期待する。…